マスクイヤリング

誕生秘話

マスクイヤリングは、マスク姿でも耳のオシャレを諦めて頂きたくないという、アクセサリー作家としての強い願いから生まれました。

それは、イヤリングやピアスをお客様にお送りする際の注意書きに「マスクに引っ掛かりますのでご注意ください」と書き添えていたことから始まります。それならば、マスク自体にイヤリングやピアスを付けられるようにしてはどうかと。しかし、私が思いついた2019年当時は、マスクでオシャレをすると言いう考え方はほとんどありませんでした。

これまでの経緯

2019/11
マスクイヤリング発案
2020/01
特許庁に意匠登録出願
2020/02
販売開始
2020/03
フジテレビ とくダネ!出演
2020/04
認定講座開始
2020/05
読売テレビ あさパラ!出演
2020/07
意匠登録取得

2020/11
テキスト・道具・作り方リニューアル

マスクイヤリング、3つのひらめき

マスクイヤリング講座を開講するまで、3つのひらめきがありました。
このひらめきが無ければ、たくさんの作家さんにマスクイヤリングを作って頂くことができなかったかもしれません。

①マスク紐にイヤリングを付けるアイデア
②使いやすい、シンプルな形状
③どなたでも作って頂けるように

①マスクの紐に付けたらイヤリングに見える

それは、突然ある日ひらめきます。
2019年秋のある日、アクセサリー作家である私は、耳飾りをお客様に発送する時に「マスクに付けると落としやすいのでご注意ください」と注意書きを添えていました。

それならば、マスクの紐に直接付ければ落ちないのでは、とひらめきました。

マスクの紐の耳の下に、ちょうど飾りを付けたら
まるでイヤリングやピアスのように見えるとひらめいたのです。

しかし、
もしかしたら既に誰か実現しているかもしれないと
まず、2019年秋、マスク関連のアクセサリーの調査から始めました。

マスクの紐に付けて、イヤリングやピアスのように見えるアクセサリーが存在しないか徹底的に調べました。
当時、インターネットで検索して、「マスク」×「アクセサリー」「チャーム」「イヤリング」「ピアス」など調べましたが、紐に付けてイヤリングに見える商品は、確認した限り存在しませんでした。

また、特許や意匠、実用新案をインターネットで検索し、類似するアイデアを調べましたが、似たような物はありませんでした。(私が調べた限りでは、マスク紐に付けるアイデア商品は、頭の後ろに付けて耳が痛くならないバンド状の物だけでした。)
マスクイヤリングが新しいアイデアだという確信を持ってから、
これはぜひとも商品化したいと動き出します。

②使いやすい、シンプルな形

どのような形にすればよいか。
ズレないか、簡単に装着できるか。
怪我をしないか。
そして、マスクに付けても自然に見えるか。

最初に思い付いたのは、「カニカン」や「引き輪」という市販の留め金具です。
しかし、これらは紐にぶら下がるだけで固定できず、いつの間にか顔の方にズレてきてしまうという欠点がありました。

そこで、今まで無かった金具を新たに作れないかと考えはじめました。
私はワイヤーアクセサリー作家ですので、ワイヤーで何か作れないかと考えます。
クリップのような形?
フックのような形?
耐久性は?ピアスのように見える?
どうすれば簡単に挟めて固定できるか。
何度も何度も試作と試行錯誤を繰り返しました。

何度もワイヤーをあれこれ曲げているうちに
輪っかにしたら挟めるのではとひらめきます。

輪っかを1周半巻き付けたら、その隙間に紐が挟まることを思いついたのです。
それに輪っかは同じ形で作りやすいです。

使いやすくて、バランスよく見える形を何度も試作して
やっと、形になったのがマスクイヤリング金具です。

マスクイヤリング金具
  マスクイヤリング金具



2019年12月6日
マスクイヤリングを装着して、皇居へ大嘗宮を見学した時の写真です。
当時は毎日、試作品を身に付けて出かけていました。
※試作テストは2020年1月までの話です。
戻ることができるなら、この頃の世の中に戻りたいです。

大嘗宮
2019年12月6日 皇居にて1
2019年12月6日 皇居にて2

③どなたでも作って頂けるように、作り方を考える

私が思い付いた、マスクイヤリング。

まるでイヤリング(ピアス)をしているように見えますし
落とす心配がなく、耳たぶも痛くならない。
天然石のような重い物を付けても安心ということで
イヤリングの難点がすべて解消しました。

私自身は、耳たぶが痛くなるのが苦痛でイヤリングを付けなかったのですが、
マスクをしている時はノンストレスで楽しめる魔法のようなアイテム。
毎日、マスク姿でお出かけするのが楽しくなりました。


これは、ぜひとも私以外のアクセサリー作家さんに作ってもらいたい。
たくさんの方にワイヤーで作れる楽しさを味わってほしいと考え始めます。

どうやれば、同じ形で作ってもらえるか、
金具なのである程度の強度が必要です。
硬いワイヤーをどうやって曲げて頂くかがが一番の課題でした。

何に巻き付けて作ればよいか、いろいろと試しました。
普通の棒では上手く力が入りません。

そして、ついにカーブした形状の棒に巻き付けると、力が入りやすく簡単に巻き付けられることを発見します。
この棒は長さを揃えて切って頂けるように定規代わりにもなっています。
私のこだわりが強すぎて、最終的には金属加工会社に特注で製作を依頼しました。
正直、コストはかなりかかっていますが、作って頂きやすいというのを重視しています。
この棒を思い付かなかったら講座にするのは難しかったです。

アクセサリー作家にとって、マスク時代の救世主

そうこうしているうちに、コロナウイルスが広まりだして、マスクのせいで耳飾りが付けにくいという状況が起きてきました。ちょうど、どうやって講座として展開していくか考えていた時期です。

このマスクイヤリングなら、そんな時でもオシャレが楽しめる救世主になるのではと、急ピッチで講座化の準備に取り掛かりました。パーツ会社に依頼して大量生産してはどうか、と言われたこともありますが、1日でも早く作家さんに作って頂くには、私が直接お教えするのが一番早いです。あまりにも急ピッチだったので、その当時の記憶があいまいです。ホームページは1日で準備しました。

ワイヤーで作って頂けるマスク時代の新しい金具として、アクセサリー作家さんたちに、なんとか、このピンチを乗り越えてほしい、そして作家活動が軌道に乗るきっかけになってほしいと、マスクイヤリングの作り方を講座として2020年4月からご提供しはじめました。

大切にしたい・・・
オシャレができるという気持ち

マスクイヤリングは、マスクに付いているからこそ、ほんの少しお出かけする時、今までわずらわしくてイヤリングを付けなかった場所でも使いたくなります。

鏡を見た時に、無機質なマスク姿ではなく、お顔の横にアクセサリーがあるというのは、こんなにも
気分が良くなるものなのですね。マスクイヤリングをしていることで気分が良くなるのを日々実感しました。


販売してからの反響は、普段イヤリングやピアスを使わない方からのお声が多かったです。お子様から70代、80代の方まで、本当に幅広く使って頂いています。小さいお子様がいらっしゃる方からは、「これなら子供に引っ張られても平気」と、やっぱり本音は皆さんオシャレがしたいのです。闘病中やアレルギーで年中マスクを使用している方は、まさかマスクでオシャレができるなんて思ってもみなかったという嬉しいお声を頂きました。


マスクイヤリングは2020年1月に特許庁に意匠登録を出願し、2020年2月から販売を開始しました。ありがたいことに、クチコミで徐々に広がり、私も「作ってみたい」と作家さんからのお問い合わせが来るようになりました。当初は私がひとりで作っていたマスクイヤリング、今では共感してくださったハンドメイド作家さんを中心に作って販売して頂いています。

考案者プロフィール

マスクイヤリングは認定作家さんからお買い求め頂けます