マスクイヤリング

誕生秘話

ご覧いただき、ありがとうございます。
マスクイヤリングの考案者の林里美です。
私は、20年前からアクセサリーのハンドメイド作家として細々と活動しています。
最近では、ヒルナンデスのハンドメイドコーナーに出演させて頂いたり、講師としても活動しております。

マスクイヤリングを思い付いたきっかけ

お客様に添える注意書きに、
イヤリングやピアス、イヤーカフは、「マスクに引っ掛かりますのでご注意ください」と書き添えていたことから始まります。


それならば、マスク自体にイヤリングやピアスを付けられるようにしてはどうかと。2019年の少し肌寒くなってきたある日、ひらめきました。


その頃は平穏な世の中で、マスクは、風邪予防以外にも保湿のため、ちょっとしたお出かけに顔を隠せる便利な存在、そして寒さ対策に気兼ねなく使える存在でした。使い捨てマスクが主流で、マスクでオシャレをすると言いう考え方はほとんどありませんでした。


また、闘病中でマスクが手放せない方でも、これならオシャレを楽しみながら、気持ちが明るくなって頂けるかも!!と淡い期待を抱いていました。


私がマスクイヤリングを思い付いたのは、誰もマスクに注目しない平穏な日々だったからこそです。今から思うと、テスト、試作に費やす時間があったのは幸いでした。


マスクイヤリング金具の試作の日々が始まります

まず、マスク関連のアクセサリーの調査から始めました。

マスクの紐に付けて、イヤリングやピアスのように見せるアクセサリーが存在しないか、
どのような形状にすればよいか。
ズレないか、簡単に装着できるか。
怪我をしないか。
そして、マスクに付けても自然に見えるか。


最初に思い付いたのは、既製品の「カニカン」や「引き輪」という留め金具です。しかし、これらは紐にぶら下がるだけで固定できません。固定できないと、顔を覆う面の方にズレてきて不衛生ですし、イヤリングのように見えません。


ワイヤーで製作できて、今までに無かった金具。
クリップのような形?
フックのような形?
耐久性は?ピアスのように見える?
どうすれば簡単に挟めて固定できるか。
何度も何度も試作と試行錯誤を繰り返しました。
そうしてやっと、形になったのがマスクイヤリング金具です。

マスクイヤリング金具
  マスクイヤリング金具



2019年12月6日
マスクイヤリングを装着して、皇居へ大嘗宮を見学した時の写真です。
当時は毎日、試作品を身に付けて出かけていました。
※試作テストは2020年1月までの話です。
戻ることができるなら、この頃の世の中に戻りたいです。

大嘗宮
2019年12月6日 皇居にて1
2019年12月6日 皇居にて2



デザインやアイデアを守るために

マスクに付けるイヤリング、このアイデアを守るためにどうすればよいか。悩んだ末に、特許庁へ意匠登録と商標登録を行うことにしました。


ハンドメイド業界では難しいよとも言われました。
出願に協力してくださった方には感謝してもしきれません。


「マスクチャーム」、「マスクピアス」は既に他の方が商標を出願していた為、それならば私は「マスクイヤリング」という名前でいこうと決意しました。少し長い名前ですが、最初から名前をひねると覚えてもらえないので、シンプルに分かりやすく命名いたしました。
※新しいアイテムは商標登録されていないか確認してくださいね。


マスクイヤリングの形状は2020年1月に意匠登録を出願しました。無事に新規性などの審査が通り、登録されています。(意匠登録第1665165号)
特許関連の勉強をしてから、誰かが作っているから自分も真似して作ろうという考え方は非常に危険だなぁと感じています。悲しいですが、マスクイヤリングもすぐに真似されてしまいました。中には針金の先が飛び出て怪我をしそうな物まで発見して益々悲しくなってしまいました。


当ホームページでご紹介している作家さんたちは、マスクイヤリングに共感してくださり、私が作り方をお教えした方々です。認定制度にして考案者の私が丁寧に確認しています。


知ってもらう為に、ひとりずつお声掛け

マスクイヤリングは、現在はたくさんの認定作家さんにお作り頂いてますが、当初は私ひとりで製作・販売をはじめました。


コロナウイルスの影響はまだ無くて、マスク関連のグッズはほとんど出回っていない時です。今までに無かった新しいアクセサリーですので、その存在を知ってもらうことから始めました。完全に無名で0からのスタートでした。


Twitterで、来る日も来る日も
「マスクをしていて、イヤリングを紛失した」
「ピアスがマスクに引っ掛かり、痛い思いをした」
「マスク・イヤリング・イヤホンで耳が渋滞している」
と嘆きのつぶやきをしている方に、おひとりずつ声をかけていました。


残念ながら無視されることがほとんどでしたが、
私のコメントに気づいて、作品を見てくださり
ひとつ買ってみようかなぁと
ぽつぽつと注文が来るようになりました。


そして、ご購入くださった方が着用写真をUPしてくださったり、ツイートで広めてくださったり。
花粉症の時期でもあったので、使ってみたいというお声がどんどん大きくなっていきました。


そして2020年3月末に、
ネットニュースの執筆者さんからお声がかかったのを皮切りに、まさかのテレビの取材依頼を頂戴いたしました。
メディアの方とは何度もやり取りし、サンプルをお送り、実際に使って頂いたり、私の思いや熱意をお伝えしました。


自粛の波を受けて

しかしながら、コロナウイルスの蔓延で緊急事態宣言になってしまった時は、衛生用品にこのような不要不急の物を付けるなんて不謹慎だ、不衛生だというお声を頂戴し、当時、マスクのアクセサリーを作っている方がほとんどいなかったという事もあり、ご批判の集中攻撃を受けてしまいました。


他にも頂戴していた取材依頼をお断りして、自粛しながら、どうやったらお客様に安心して使って頂けるか、日々格闘しておりました。アクセサリー作家として、オシャレすること自体を否定されるのは、非常に悲しい事でした。今は、アルコールテストをしたり、洗浄方法のご案内、感染リスクを減らす使い方のご案内をしています。


そのような中でも、私のマスクイヤリングで、マスクを付けるのが苦ではなくなった、むしろオシャレができて嬉しい、気持ちが明るくなった、嫌がる子供が喜んでマスクを付けてくれるようになった、ストレスなくイヤリングが楽しめて嬉しい、とお客様から応援の声を毎日たくさん頂戴致しました。中にはプレゼントとして配りたいからと、何度も購入してくださる方もいらっしゃいました。
あたたかいお客様のお声に支えられて、活動を続けることができました。

※衛生マスクは薬事法に該当しない雑貨扱いです。今ではたくさんのマスク関連のアイデア商品が生まれています。


最後に

アクセサリーは、生きていく上で絶対必要な物ではございません。
怖い思いをして、悲しい思いをしてまで、
付けていただく物ではございません。
使ってみたいと言ってくださるお客様には、できるだけ安心して使って頂けるよう、感染リスクを減らすために気を付けて頂くことや、アクセサリーの洗浄方法をご案内しています。


今、見えない敵と戦いお仕事してらっしゃる方々に
敬意を払い、
締めくくりとさせていただきます。
そんな皆様のおかげで私たちが安心して生活できています。


素敵な物を身に付けることで、気持ちが明るくなる、ワクワクする
このような気持ちが純粋に楽しめる、
マスクにイヤリングを付けてもいいじゃない、
と言って頂ける、
そんな日々が早く来ますように。


マスクイヤリングは認定作家さんからお買い求め頂けます