マスクイヤリング

マスクイヤリング開発の経緯

マスクイヤリングは、マスク姿でもオシャレを諦めたくないという、アクセサリー作家としての強い願いから生まれました。また、安心してオシャレを楽しんで頂きたいという思いを込めて、装着の仕方や呼びかけを行っていきます。

これまでの経緯

2019/11
マスクイヤリング発案
2020/01
特許庁に意匠登録出願
2020/02
マスクイヤリング販売開始
2020/03
フジテレビ とくダネ!出演
2020/05
読売テレビ あさパラ!出演
2020/07
マスクイヤリング意匠登録取得
2021/03
ファッション雑誌 美st掲載
2021/08
日本赤十字社様に寄付

医療や災害救援にお役立て頂きたく、11万7千円を寄付いたしました

2022/01
うずマック金具 意匠登録取得
2022/06
TBS THE TIME, Nスタ出演

テレビ番組でマスクイヤリングをご紹介頂きました

きっかけ

私は、2000年からアクセサリーのネット販売をはじめて、数々の作品をお客様にお届けしてきました。当時の主力商品はワイヤーで作る羽のイヤーカフでした。耳たぶが痛くなりやすい私は、ワイヤーを曲げて自作のイヤーカフを作っていました。2019年11月5日、発送する際に「マスクに引っ掛かりますのでご注意ください」と書き添えていた時、突然ひらめきました。それならば、マスクの紐にイヤリングやピアスを付けられるようにしてはどうかと。マスクの紐に飾りを付ければ、耳たぶが痛くならないし、落ちることもありません。耳飾りが痛い、落とす、という理由で付けられない方にもマスクに付けたら使っていただけるのではないかと思い立ちました。

天使のさざれ 代表
林里美(ハヤシリミ)

2000年からアクセサリー販売を開始。
ワイヤーと天然石を使った天使の羽デザインのアクセサリーを制作、講師として活動。(天使のさざれ 参照)。2005年、立命館大学理工学研究科 情報システム学専攻 修士課程修了。2019年秋、ヒルナンデス出演。「ラクマ」ハンドメイドギフト大賞受賞。

マスクイヤリングの開発秘話

マスク紐が耳の下にあるということに注目し、マスク紐用の金具を開発しました。
ここで、開発のポイントが3つあります。

①紐に固定できて、顔の前までズレてこないようにすること
②片手で簡単に装着できること
③量産できること

最初に思い付いたのは、市販の「カニカン」や「引き輪」と呼ばれるネックレスの等に用いられる留め金具でした。しかし、これらの金具は紐にぶら下がるだけで固定できず、いつの間にか顔の方にズレてきてしまうという欠点がありました。(当時はまだマスクチャームなどマスクのアクセサリーは出回っていませんでした) マスクアクセリーにネガティブなイメージを持たれている方は、顔にアクセサリーが付いたら不衛生ではないかと心配されている方が多いと思います。私が開発する金具は、ズレずに紐に固定できて、まるで「イヤリングやピアスをしている」ように見えるようにしなければと形を考えました。長年ワイヤーでアクセサリーを作ってきた経験を活かし、新たな金具をワイヤーで開発することにしました。


2019年12月6日
マスクイヤリングを装着して、皇居の大嘗宮を見学した時の写真です。当時は試作品テストのため、毎日身に付けて出かけていました。※試作テストは2020年1月までの話です。戻ることができるなら、この頃の世の中に戻りたいです。

このようにして、完成したマスクイヤリング。
形は、フックピアスのようなシンプルな形状。まるでイヤリング(ピアス)をしているように見え、落とす心配がなく、耳たぶも痛くならない。イヤリングの難点がすべて解消しました。

私は長年、耳たぶが痛くなるのが苦痛でイヤリングを付けなかったのですが、マスクイヤリングならノンストレスでオシャレを楽しむことができます。マスク姿でお出かけするのが楽しくなりました。

マスクイヤリング フォックステールシトリン くちこみ
アクセサリー作家にとって、マスク時代の救世主になりたい

そうこうしているうちに、コロナウイルスが猛威をふるいだします。特許庁に意匠登録を出願し、どのようにしてマスクイヤリングを商品展開していくか考えていた時期でした。

このマスクイヤリングなら、マスクをしている時でもオシャレが楽しめる救世主になるのではと、急ピッチで準備に取り掛かりました。最初は私がすべて手作りして、コツコツとTwitterで「マスクで耳飾りが引っ掛かった」と困っている方にメッセージを送って試しにお使いいただけないかご提案していました。2020年2月は1日50名近くメッセージを送っていました。刻々と迫るマスク生活。1日でも早くたくさんの方にお使いいただくには、アクセサリー作家さんに作り方をご提供するのが一番早いと2020年4月から材料&作り方動画をご提供をし始めました。教材が届いたその日のうちに習得し、夜から販売をスタートしてくださった作家さんもいらっしゃいます。

大切にしたい、オシャレができる気持ち

講座を提供し始めた2020年4月当時は、マスクを楽しむということ自体が受け入れられない、緊急事態宣言という未曾有の状態で何をどのように気を付けたらよいのか不安な方も多かったと思います。マスクイヤリングの存在自体を批判され、否定され、心無い言葉を浴びせられることもありました。また、逆に模倣して怪我をしそうな物を販売している方も見かけました。マスクイヤリングは少しでも安心してお使い頂けるように、アルコール消毒テストを繰り返したり、お顔の方に付けないように、耳飾りとして楽しんで頂くことを呼びかけていきました。

そのような努力も伝わり、徐々に受け入れて頂けるようになりました。

反響は、普段イヤリングやピアスを使わない方からのお声が多かったです。小さなお子様から70代、80代、なんと90代の方まで、本当に幅広くお使いくださいました。やはり本音は皆さんオシャレがしたいのです。闘病中やアレルギーで年中マスクを使用している方は、まさかマスクでオシャレができるなんて思ってもみなかったという嬉しいお声を頂きました。

マスクを付けるのが苦ではなくなった、むしろオシャレができて嬉しい、気持ちが明るくなった、嫌がる子供が喜んでマスクを付けてくれるようになった、ストレスなくイヤリングが楽しめて嬉しい、と感激の声を毎日のように頂戴しました。中にはプレゼントとして配りたいからと、何度も注文くださる方もいらっしゃいました。あたたかい皆様のお声に支えられて活動を続けています。

新たなアイテム、マスクに付けるイヤーカフとマスクコード用の金具も増え、これからも、マスクアクセサリーという分野を盛り上げて、少しでも多くの方に楽しんで頂きたいと考えています。

マスクイヤリング作り方
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作り方を習得された作家さんには、認定マークを発行してます

マスクイヤリング認定マーク